FC2ブログ




稲 寛彰選手レース参戦報告 11/24(日)清水町クリテリウム

12/1(日)静岡県・清水町町制施行50周年記念クリテリウム大会にレース参戦した稲 寛彰選手よりレポートが届きました。

SHIMIZU_6.jpeg


日時:2013年11月24日(日)
場所:静岡県駿東郡清水町
天候:晴れ
気温:16℃

レースカテゴリー:男子エリート(21週・19.53㎞)
成績:19位(41名出走、内DNF12名)
タイム:0:32:31:93

使用バイク:KESTREL / LEGEND SL (51cm) 完成重量約7.4㎏(ボトル・スペアタイヤ除く)
ハンドル:デダ・ゼロ100コンパクトホワイト(420㎜)
ステム:デダ・ゼロ100セルビッツイオコルセ31(120㎜)
シートポスト:デダ・スーパーゼロホワイトマットカーボン(31.6㎜)
コンポーネンツ:シマノ・デュラエース7970(メカニカルシフト10段)
フロントギア:シマノ・デュラエース7970(54×39)
リア・スプロケット:シマノ・デュラエース7970(11-27T)
クランク:シマノ・デュラエース7970(170㎜)
ペダル:ルック・ケオブレードカーボン(クロモリアスクル)
サドル:フィジーク・アンタレスバーサス(K:iumレール)
フロント&リアホイール・リム:ジップ808・チューブラー
パワーメーター:サイクルオプス・パワータップSL+
タイヤ:ビットリア・コルサCX(23㎜)
サイクルコンピュータ:サイクルオプス・ジュールGPS


トライアスロンのオフシーズンのバイクトレーニングの一環として、公道を利用したクリテリウムレースに参戦。先日、さいたま市でツール・ド・フランスの名を冠したプロ選手によるクリテリウム大会が開催されたが、今後、日本でも公道を利用したクリテリウムが人気化する予感をこの大会を通じて感じることが出来た。参戦する選手と観戦者の距離感が近く、レースをしていても観戦していても、終始、楽しめるイベントである。

また、ゴールポイントでは、地元出身ということもあり、現シマノレーシング監督の野寺氏が解説としてレースを盛り上げていた。

このレースに対する機材チョイスは、インプレでも紹介しているように、剛性の高さを誇るLEGEND SLのフレームにジップ808のディープリムを装着し、コーナーの立ち上がりの加速とその後のトップスピードの維持を図るセッティングとした。レース後の印象として、このセッティングはベストであったと感じている(風が強く吹いていなかったので)。

今回のクリテリウムレースはいくつかのカテゴリーに分かれて、レースが行われた。
午後に入り、いよいよ最終のメインレースとなるエリートの部のスタート。太陽の日差しが温かく、半袖の上下ウエアにアームウオーマーを装着してレースに臨む。レース開始前に30分程度のアップを済ませ、スタートラインに集合。


コースのレイアウトは、1週930Mの長方形のコース。従い、直角、コーナーが4か所存在する。

レース直前の説明で今年の国体代表選手なども参戦していると聞かされ、スタートから速い展開を想定。チーム単位での参加も目立ち、レースの戦略としては、前半我慢し様子を見て、最後に行けるところで、勝負してみるという簡単なイメージを持った。

最初の2周回は先導車がペースをコントロールするローリングスタート方式。1周回目は比較的様子見状態だったが、2週回目からペースが一気に上がり、集団内での位置取り合戦がはじまる。集団の後方インコース側でポジションを取っていたが、3週回目から更にペースは上がり、直線後半部分ではいきなり、時速43㎞オーバーの状態に。

そこから直角カーブに突入し、コーナーをクリアした後から更に厳しい加速を余儀なくされ、苦しいまま、そのまま、また直角コーナーに突入していく展開。まるで、ローラーコースターのようで、慣れるまで目が回る感じ。

集団は全く落ち着かず、入れ代わり立ち代わりでアタックがかかり、ハイスピードを維持し続ける。4周回目辺りから脱落する選手が発生し、集団は更にスピードを上げていく。コース上にはたくさんの観戦者がおり、「脱落したら格好悪いし、息子たちに対して恥ずかしい。」とか考えながら、ひたすら集団に食らいつく。

集団の後方インサイド側のコーナーでのライン取りが思い通りにならなかったので、アウト側にポジションを移す。これがよかったのか、徐々に自分のペースを取り戻し、スムーズに集団でのポジションをキープできた。

周回目から集団もようやく、落ち着き始める。今後の展開のポイントは、11週回目と16週回目に設定されている周回賞。集団後方にいて、ここからさらにペースアップして周回賞を狙いに行ったら、完走も危ないと感じていたので、この2つの周回賞は早めに断念。

予想通り、11週回目に向けてスピードがかなり上がった。集団後方で、11週回目の周回賞を終えると、集団のペースも少し落ち着いたが、はやくも、16週回目の周回賞を見据えて、ハイペースでの展開が続く。そのペースのまま、16周回目を超えると、集団は、少し落ち着きを取り戻す。

いよいよ、ゴールに向けた雰囲気が集団内に出てきた。17、18、19、周回目と落ち着いたペースで進む中、20周回目の向かい風のセクションでギアをかけ、集団後方の右側から様子を見てみると、自然に集団前方へ上がったので、そのまま、更にギアをかけてみた。sンなり集団先頭に立ち、その勢いで、ゴール設定のあるメインの直線へ切り込む。観客の声援が大きく、このままいくしかないと決断し、姿勢を低くし、ギアをかけ、最終回となる21週回目に突入する。ゴールポイントでは、「アタックですね!」と言うアナウンスが聞こえたので、後ろと差が開いたと感じ、声援に後押しされながら、第1コーナー、第2コーナーを単独で逃げる。

ほぼ、1周回独走したあたりで、足が厳しくなってきたので、後ろを振り返ると、2名、追走の選手が来ていたので、声をかけ、「一緒に行こうと。」と話すが、その気配はなく、二人とも後ろの集団を待つ気配。最大のチャンスがうまく回らなかった。単独では、ゴールまで持たないとわかっていたので、あきらめて集団復帰を選ぶ。その後は、第3コーナー、最終コーナーと集団後方でこなし、無理にスプリントせず、落車に注意し、ゴール。平均ワット数は225。

最後で、見せ場を作ることが出来たので、それなりに充実感を得てのフィニッシュとなった。


今回、LEGEND SLでクリテリウムレースに参戦したが、性能はまさに「真のリアル・ロードレーサー」。特筆すべき点は、コーナーの立ち上がりの反応の良さ(軽さ)。クリテリウムレースでは、「ストップ&ゴー」が繰り返されるインタバール要素の強いレースなので、コーナーの立ち上がりを如何にうまくこなせるかがレース運びの上で非常に大事な点。

LEGEND SLは重量が軽いにもかかわらず、ダウンチューブとBB周りの剛性が非常に高いので、コーナーの立ち上がりの軽さは異次元。トルクをかけて踏み込んでも反応良く進むが、リアのギアを気持ち1枚か2枚程度落とし、回転数を高めにコーナーをクリアした方が立ち上がりの加速感が良いように感じた。

また、ヘッドチューブの剛性が高く、時速43㎞以上で直角コーナーに突っ込んでいく際に、フルブレーキをかけても車体が暴れる感覚はなく、抑えが効いたまま、高速コーナリングのラインをコントロールすることが出来る。LEGEND SLのヒルクライムの性能も秀でているが、クリテリウムのレースが一番、LEGEND SLの特性を発揮できるのではないかと感じた。


快晴で温かく、富士山が目の前にくっきりと見えるロケーションで、大会運営もしっかりと行われ、多くの観戦者の中、非常に充実したレースイベントであった。

是非、来年も出場したいと考えている。

次のレースは12月1日(日)にタイのプーケット島で開催されるハーフのトライアスロンレース、「Challenge Laguna Phuket」。現状発揮できる最高のパフォーマンスでゴールしたい。



[ 2013/11/27 16:50 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)

平松弘道選手レース参戦報告 11/2(土)IRONMAN70.3台湾

11/2(土)IRONMAN70.3 TAIWANのレースに参戦した平松弘道選手よりレポートが届きました。

悪天候によるスイム中止。第1RUN6kmから始まるデュアスロンとなったこの大会。写真からも分かるように降りしきる雨の中、過酷な条件下のレースに加え平松選手にとっても不運なレースとなりました。

TAIWAN.jpg


大会名:アイアンマン70.3 台湾
開催地:台湾 墾丁
日時:2013年11月2日(土) 
天候:雨
レース距離:SWIM1.9km BIKE 90km RUN 21.1km 
→RUN6km BIKE 90km RUN 21.1km 
使用機材:KESTREL 4000ltd Di2 11speed(バイクフレーム+コンポ)
     PROFILE DESIGHN Legra(ステム)
     PROFILE DESIGHN T2+ (DHバー)
PROFILE DESIGHN ZERO SVET(ベースバー)
PROFILE DESIGHN Aero Drink system(ボトル)
     Panaracer RACE TypeC(タイヤ後輪)
     LAS クロノメトロ(ヘルメット)
     ASICS(ターサージャパン)
     SUNNTO t6d(スポーツウォッチ)
     SWANS SOU(サングラス)
補給:Shots energy gel
   Electrolyte Tablet 2.5タブ*750ml*2本
メカニックサポート:MATSTORM
トレーナー:金子泰久(東医研) 

大会結果:優勝 Fredrik Croneborg(SWE) 4:01:14
     2位 Guy Crawford(NZL) 4:10:10
     3位 西内 洋行(TBB/NSI) 4:19:12
     DNF 平松 弘道(SUNNY FISH)

<大会目標>
コンディション不良だったショート日本選手権だったが、その後は調子が上向き、とてもいい状態で台湾入りした。ここ1年、しっかりとした成績が出せていないので、ここ台湾では、3位表彰台を狙って確実なレースをしたいと思っていた。70.3の強度に備え、バイクランは、高心拍での練習を重ねてきた。またRETULのバイクフィッティングも行い、バイクポジションを大幅に変更、その効果は練習でもはっきりと感じられるものでレースが楽しみだった。

<RUN 6km 21:43 (03)>
台風の影響で、スイムはラン6kmに変更。土砂降りの中、レースがスタートした。宮古島でもデュアスロンへ変更を経験していたので、注意すべき点はわかっていた。飛ばし過ぎに注意して、集団後方で様子を見る。みな、様子伺いのような調子で、練習会のようだ。キツさはなく、むしろもっとペースを上げて走りたいが、みな我慢している感じだ。ほとんどのプロが5秒以内でT1になだれ込んだ。

<BIKE 90km>
すぐになだらかな上り坂がはじまる。シューズを履いて先頭についていく。おそらくバイク序盤は、この大人数がばらけることなくパックで進むだろう。後半勝負できるように温存しながらいこう、そう思いながら等間隔に4番手でバイクを走らせる。周回路に入って後ろを見やると、パックで連なっているかと思ったが、私が最後尾で誰の姿も確認できない。もしかすると、後方でトラブルがあったのか、こちらが速いのか?そんなに速いペースに感じなかったが、気分はよい。3番手になって走らせるが、フレデリック選手とガイクロフォード選手の引きが強く、心拍が170を越えてしまうので、無理に追わずに、来るはずである後方の選手たちに備えてマイペースに切り替えた。マイペースに1つ目のポイントとなるであろう長い上り坂を上らせてもらえると楽だ。そんなことを考えて左コーナーを抜けた先に突然、一般のオートバイが現れた。あっと思い、右へハンドルを切ったがオートバイも同じ方向に進路をかえ、正面衝突。そのまま仰向けに大の字に倒れ、救急搬送され、リタイヤとなった。

<まとめ>
アジアのレースにおいては、交通規制が完全でないこと、信用してはいけないことを忘れていた。また、台湾は右側通行で日本と逆である。センターラインのない幅のせまい左カーブだった。日本人の感覚として道の左に(中央に)寄って曲がってしまうだろう。そこに正面から走ってきた一般オートバイが現れて衝突した。もし、丁寧に右端を走っていたら避けられたかもしれない。3位でとてもいい状況で走っていただけにとても残念だ。
しかし、救急搬送中には、左半身の感覚がなく、膝も腕も曲がらず、骨折しているのかと思ったが、幸いなことに骨には以上なく、大腿と上腕の筋挫傷、脛の裂傷(9針)で済んだのは不幸中の幸いといえる。直後にあった怒りや悔しさは、次第に命が助かった安堵感に変化していた。
12月に予定していたIM西オーストラリアはキャンセル。当面は治療に専念し、年内に練習を再開することができるように努力したいと思う。2014年コナプロランキングは、2戦出場して0ポイント。空回りしている。2014年シーズンは、コナプロランキングにこだわらない「強くなるための」レース選びをすることが大事ではないかと考えている。
たくさんのサポートをいただきながら、結果を残せなくて申し訳ございません。
春先に結果で恩返しできるよう頑張ります。


予期せぬアクシデントは生きていればさまざまな形で誰にでも襲い掛かってくりことがあります。あの時こうしていたら被害には合わなかったのではと思ってしまいますが、平松選手は命に別状はなく無事に帰国された旨、連絡が入りほっと胸を撫で下ろしています。

一日も早く回復されることを願い、またレース会場で元気な姿が見られるよう我々はこれからも応援していきます!
[ 2013/11/11 11:09 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)

稲 寛彰選手レース参戦報告 10/20(日)デュアスロンフェスティバルin北川辺大会

10/20(日)チームケンズカップ紅葉チャレンジトライアスロン・デュアスロンフェスティバルin北川辺大会のデュアスロン Aにレース参戦した稲 寛彰選手よりレポートが届きました。


TALON_WATARASE_2.jpg



チームケンズカップ紅葉チャレンジ 

トライアスロン・デュアスロンフェスティバルin北川辺大会

開催地:埼玉県加須市・渡良瀬遊水地

日時:2013年10月20日(日)

レース距離:デュアスロンA (第1ラン:3KM バイク:30KM 第2ラン:5KM)

使用機材は、

バイク:KESTREL / TALON (52cm) 
ハンドルバー:デダ・クロノデュエ
ステム:デダ・ADJ
コンポーネンツ:シマノ・デュラエース7970(エレクトロニックシフト10段)前後ブレーキキャリパーのみデュラエース9000
フロントギア:アウター:ローター・56Tアウターエアロ インナー:シマノ・デュラエース7970(39T)
リア・スプロケット:シマノ・デュラエース7970(11-25T)
クランク:シマノ・デュラエース7970(172.5㎜)
ペダル:ルック・ケオブレードカーボン・エアロ
サドル:プロロゴ・ナゴEVO TRI 40 TS
フロントホイール:ジップ808ファイアクレスト・チューブラー
リアホイール:ジップSUPER-9・チューブラー・ディスク
タイヤ:ビットリア・コルサCX(23㎜)
サイクルコンピュータ:サイクルオプス・ジュールGPS
パワーメータ:サイクルオプス・パワーキャル


レース結果:総合8位 年代別3位入賞

総合記録:1:19:06 

第1ラン:0:11:22(21位) バイク:0:48:14(2位) 第2ラン0:19:30(29位)

http://teamkens.co.jp/race/files/2013/10/13kouyou-result-.pdf

レースデータ:AV HR 159

<大会に向けて>

自宅から近く、毎年、恒例で参加しているレース。昨年は、夏場のアキレス腱故障のため出場せず。一昨年、総合4位(年代別1位)となっているが、今年は故障を避けるため、追い込んだ練習をしていないこともあり、まず、現状の力量を確認することを目標の一つとする。

アイアンマン北海道終了後、ベースつくりのため、AT値の強度でしか練習を積んできていない。ショートのレースでスピード勝負となる中、インターバル練習を行ってこなかった影響がどう出るか、この点を確認するのも目標の一つと設定。

バイクのセッティングは、これまでロードバイクとして使用していたTALONをTT仕様に変更し、レースに臨む。TALONのインプレでも触れたように、TALONの直進推進性の高さは評価していたので、フラットでスピード勝負となる渡良瀬遊水地でどのようなパフォーマンスを発揮できるか、ここも確認したかったポイント。

<第1ラン>

朝から冷たい雨が降っていたが、スタート前の10時頃から雨が本格的に降り始め、北風が強くなる。アップ時には、寒さは防寒着を着ていればさほど気にならなかったが、スタート10分前にスタート地点に並ぶと寒さが厳しくなる。雨と北風にさらされ、あまりの寒さにスタートを止めてしまおうかという考えが頭をよぎる。

ちょっと気合が入りにくかったが、予定通り、ウエーブ制でスタートしていく。私は30秒刻みの第3ウエーブのスタート。総合上位を狙うとなると、ウエーブスタートだと状況が確認しづらい。同じウエーブに昨年の総合優勝者、須釜選手がいたので、ランの速い、須釜選手の動向をチェックすることに。

スタートの合図でいつも通り飛び出してしまう。あまり気合を入れず、寒さもあって様子見でスタートするつもりだったが、先行してしまう。スタートから400Mあたりまで先行したが、周りを確認し、ペースダウン、1選手がすぐに先行し、その後を須釜選手が追う。この流れにできるだけついていこうとしたが、前を行く2人の選手とは、差が広がっていく。

心拍数はそんなにあげないように走っていたが、ちょっと風邪気味もあったのか、寒さのせいなのか、珍しく頭痛を感じる。耐えられない頭痛ではなかったが、「あまり調子良くないのか?」と考え、自分のペースで走ることを心掛ける。第1ランのコースは1.5KMの直線を折り返すレイアウト。

自分のペースで走り、折り返し地点でタイムを確認すると、思っていた以上に悪くなく、モチベーションが上がる。ペースは上げられなかったが、冷静に自分のペースでトランジッションに入る。第1ランの平均心拍数は162。

<バイク>

そつなくトランジッションをこなし、バイクコースへ。気温は13度。北風が強く、雨も強くなってきた。第1ラン後ということもあり、寒さは気にならなかったが、直角カーブが2か所あるコースで雨の中、落車しないように注意する。

コースレイアウトは左回りのコースを4周回。雨が降り強い北風の中、2か所の直角カーブと向かい風、追い風をどう攻めるかがキーとなる。

1週目は回転数を上げる走りで攻める。ギア比56T×11Tをベースに回転数が落ちるようであればギアチェンジを行い、トルクだけでなく、回転数でパワーを維持することに努める。バイクスタート後、感触は良好。TALONは56T×11Tのビックギアで踏み込んでも踏み負けることなく、極太のダウンチューブとボリュームのあるBBがビックパワーを受け止め、リアトライアングルで推進力へと変換してくれる。TALONはモノコックのワンピース構造というこもあり、フレームが1枚の板のように一体感を持って推進力へとつながっている感触が持てる。また、渡良瀬遊水地のようなフラットなコースでの高速維持性能に優れていることが体感できた。

2週目から再度ちょっと頭痛を感じるようになったが、ペースを落とさず、スピードの維持に努める。先行する選手をパスし、総合順位が上がってきていることは感じていたが、どの程度まで上がってきているかがわからない。同じウエーブでスタートした須釜選手はなかなか捉えられない。バイクの調子は悪くないと感じていたので、自分の力を信じて、バイクの周回を重ねていく。

最後の4週目に入ると、さすがに少し疲れが出てきたか、これまで維持してきた回転数を維持することが難しくなり、ビックギアで踏み込む走り方となってしまう。パワーロスを最小限に抑え、スピード維持に注意し、トランジッションへ入る。バイク終了時、総合5位の位置。

<第2ラン>

トランジッションに入ると、先行する選手が確認できた。同じウエーブの須釜選手も確認。バイクのパフォーマンスがまずまずだったことを確認し、落ち着いてトランジッションをこなす。

第2ランスタート時には、須釜選手の背中もとらえていたのだが、どんどん引き離される。完全にランの力が違う。それでも走り始めの感触は良かったので、攻める気持ちをもってランを進めていく。

第2ランのコースレイアウトは、1週2.5KMのコースを2周回。2か所、短い上りがあり、1か所少し長めの下りを含んでいる。1周回目は攻めのラン。TALONでビックギアで攻めた走りをした後でも、体のダメージが少ない。剛性がありながら適度な衝撃吸収性を併せ持っている。

2周回目に入ると疲れが出始め、ペースが落ちる。なんとかランニングフォームを意識し、最小限のロスにとどめようとするが、残り、1KMあたりで何名かの選手に抜かれる。それでも最後の下りは全力で走り、ゴール。タイムを確認すると設定タイムより遅いが、気象条件が厳しかった分、仕方のないところか。第2ランの平均心拍数は160。

<ゴール後>

AT値ベースのトレーニングしか積んでおらず、スピードレースで良いパフォーマンスが発揮できないのでは?という不安があったが、現在、自分が取り組んでいるトレーニング方法がうまく機能していることが確認でき、安堵し、自信を取り戻せた。

バイクデータを分析する限り、これまでのトレーニングがうまく行えており、TALONのTTバイクとしてのポテンシャルの高さも確認でき、冷たい雨の中、充実したレースを行えた満足感を味わえた。

目標はすでに来年、2014年のロングトライアスロン大会。4月の宮古島が最初の目標となる予定。故障に注意し、引き続き、AT値強度のトレーニングを続け、ベース作りを継続して行っていく予定である。

[ 2013/10/24 22:59 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)

平松弘道選手 レース参戦報告 10/13(日)トライアスロン日本選手権

10/13(日)第19回日本トライアスロン選手権にレース参戦した平松 弘道選手のレースレポートをご紹介します。

1383385_505900696173491_1725654277_n.jpeg


平松選手にとって今回で13回連続出場となるこの大会。ロングへ転向後もショートにおいても第一線で戦い続けることは、日ごろの鍛錬の賜物です。

果たして今回は、どのようなレース展開となったのでしょうか?

大会名:日本トライアスロン選手権
開催地:東京都お台場海浜公園周辺
日時:2013年10月13日(日) 
天候:晴れ
レース距離:SWIM1.5km BIKE 40km RUN 10km
      *ドラフティング許可レース
使用機材:SWANS(スイムゴーグル)
     KESTREL LEGEND SL(バイクフレームセット)
     PROFILE DESIGHN Lava(ステム)
     PROFILE DESIGHN ZBS DL(DHバー)
PROFILE DESIGHN Carbon Cage(ボトルゲージ)
     Panaracer TypeC(タイヤ)
     LAS anubi(ヘルメット)
     ASICS(ソーティマジックライズ)
     SUNNTO t6d(スポーツウォッチ)
     SWANS SOU(サングラス)
補給:Shotz
   ショッツエナジージェル・グリーンプラム1、エレクトロライトショッツタブ2
メカニックサポート MATSTORM
トレーナー 金子泰久(東医研) 

大会結果:優勝 田山寛豪(NTT/流通経済大学)1:47:59
     2位 細田雄一(森永製菓)1:48:31
     3位 下村幸平(BOMAレーシング)1:49:16
     33位 平松 弘道(SUNNY FISH)1:55:45
男子公式記録 → こちら
女子公式記録 → こちら


<大会目標>
IM洞爺湖から6週間。リカバリーに2週間、トレーニングに3週間、テーパーに1週間のスケジュールで臨んだ。その後に、台湾70.3、IM西オーストラリアと控えているため、それらを見越したトレーニング内容にし、あくまで練習の一環と捉えた。スイムの劇的な躍進は臨めないので、今の力をドラフティングレースで最大限に発揮し、ランスタート時に第2集団に近い位置までバイクで追い上げることを目標にした。それができれば、10〜16位が可能となる。近年は、13位、17位であるので、その付近でのフィニッシュを目標とする。

<SWIM1.5km 20:28 (43)>
コンディションは、万全とは言えなかった。アイアンマンをあけてからのトレーニングも順調ではなく、無理をしながらだったせいか、前日まで疲労が抜けなかった。当日は、レースをできるくらいの調子には回復していたが、厳しいレースになると感じていた。
スイムはブイに向かって正面、真ん中からスタート。すぐに両端に集団が分かれる傾向があるので、そのまま真っすぐに泳ぎ、バトルもさほどではない。第1ブイでインに切れ込み、うまくターンすることができた。割といいポジションだと感じたが、第2ブイを一瞬見失ってしまい、前の選手から離れてしまった。じわじわと間が開き、後ろから大きな集団に飲み込まれてしまった。結果的にバイク終盤で追いつくパックだったが、もったいないことをしたと思う。そのまま集団に身を任せてスイムアップ。実力通りの、予想通りのメンバーだ。

<BIKE 40km 58:43(27) 1:19:11(25)>
それにしても、周りに人が多い。集団を組む上で安心感はあるが、本当にレベルがあがってきているなとレース中ながらに感じた。すぐにチームメイトの長谷川、ロング実力者の松丸選手といった事前に想定していたメンバーで集団を形成。心強い。だが、はじめから集団が大きく、うまく機能しなかった。松丸選手の実力が1段も2段も上で、集団が切れてしまう。松丸選手の後ろをチェックにいっても、自分がきつくて自爆してしまいそうだ。スムーズでないローテーションで脚が消耗し、リーダーシップをとるほど余裕がない。打開できず、厳しい状況ながら30kmすぎに第3パックを吸収、若干ペースが上がってバイクフィニッシュ。

<RUN10km 36:34(30) 1:55:45(33)>
ショートでは、トランジットからの飛び出しが順位を決めることが多い。うまく2番手が飛び出すも、足取り重く、すぐに後退。体の中から強さが出てこないような感覚で、脚が前に出ない。それでも、地元東京での大舞台に、たくさんの応援に背中を押され、気持ちは切れずに走る。終盤に数名をパスして33位でフィニッシュした。

<反省>
日本選手権という大舞台にも関わらず、コンディションが悪い状況のまま出走してしまい、とても厳しいレースだった。スイムタイムは例年通りだが、スイム順位は50位近くと、本当にスイムのレベルがあがっている。今年で13回連続となる日本選手権だが、今のままの泳力では、出場すら厳しくなっていくだろう。33位という順位は01年、03年にDNFという結果があるが、それ以外だと02年(大学4年生)の32位を下回るワースト記録だった。スイム差は変わっていないのに、だ。それだけ、ショートのスイム高速化が進んでいるといえよう。また、同じ集団からは16位に入る選手もいるため、スイムランがいかに重要かということだ。ロングを戦ううえでも、「トライアスロンのバランス」を見つめ直すいい機会となった。ロングにおいてバイク強化が必須だが、トライアスロンの基本は3種目。スイムランにも磨きをかけて、ショートの日本選手権でも戦えるようにしていきたい。
[ 2013/10/20 08:22 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)

平松 弘道選手レース参戦報告 8/31(土)アイアンマン・ジャパン北海道

8/31(土)アイアンマン・ジャパン北海道にレース参戦した平松 弘道選手のレースレポートをご紹介します。
IMジャパン 平松選手


レース報告書(SUNNY FISH 平松弘道)

大会名:アイアンマンジャパン北海道大会
開催地:北海道洞爺湖市ほか
日時:2013年8月31日(土) 
天候:曇りのち雨
レース距離:SWIM3.8km BIKE 180.2km RUN 42.2km   
使用機材:SWANS(スイムゴーグル)
     MAYSTORM(ウエットスーツ)
     KESTREL 4000ltd Di2 11speed(バイクフレーム+コンポ)
     PROFILE DESIGHN Legra(ステム)
     PROFILE DESIGHN T2+ (DHバー)
PROFILE DESIGHN ZERO SVET(ベースバー)
PROFILE DESIGHN Aero Drink system(ボトル)
     Panaracer AEGIS(タイヤ前輪)
     Panaracer RACE TypeC(タイヤ後輪)
     LAS クロノメトロ(ヘルメット)
     ASICS(ターサージャパン)
     SUNNTO t6d(スポーツウォッチ)
     SWANS(バイク サングラス)
     SWANS(ラン サングラス)
補給:Shots energy gel *バイク16個
   Electrolyte Tablet 2.5タブ*750ml*3本
メカニックサポート:MATSTORM
トレーナー:金子泰久(東医研) 

大会結果:優勝 マーティン・ジェンセン(DEN) 8:47:53
     2位 ピーター・バブロスク(CZE) 9:19:52
     3位 戸原 開人(湘南ベルマーレ) 9:27:30
     10位 平松 弘道(SUNNY FISH) 9:44:36
* 記録上はFinish扱いですが、参考記録として捉えています。
* プロのランキング、賞金なしの事実上失格扱いとなっています。




<大会目標>
4月宮古島大会をリタイヤして以降、体調を崩して練習がままならない時期が続いた。6月のアイアンマン70.3常滑でも十分な状態でレースをした。その後、ハワイ出場を目指してのアイアンマンレースに出場することはできず、リカバリーに専念。残念ながら2013年ハワイ出場の大目標は達成できなかった。7月前半をリカバリーにあて、2014年ハワイのポイントレースの第一戦となる、アイアンマンジャパン北海道大会に向けて準備をした。目標は日本を代表するロングの選手として認められる力強いレースをすること。3位かつ日本人1位を目指す。

<SWIM3.8km 45:59(04)>
スタートは水深が腰の位置にくる場所に何となく集まってスタート。特にスタート場所の指示はなく、全員が戸惑いながらスタートした。いつスタートとなっても不利にならないように半歩前にポジションをとっていたので、すぐに抜け出すことができた。前評判通り、デンマークのジェンセン選手が力強い泳ぎで引き離される。先の長いアイアンマン、後続から来るであろう他の外国人選手を待ちながら2番手で泳ぐ。メイストームで新調したウエットはとても調子がいい。淡水なので、浮力も絶妙でプールと同じような感覚だ。泳ぎやすい。泳力の似ている桑原選手が並泳してきたので、あわせて泳ぐ。前のジェンセンはもう視界にいない。とてもリラックスして楽に泳いでいる。しかし、ブイが小さく進路に迷いが出てしまった。立ち泳ぎしながら進路を確認する間に、益田選手、菅沼選手に追いつかれ、そして抜かれた。立ち泳ぎをしても進路が定まらなかったため、彼らを追いかけることにした。1周回目上陸時に彼らに追いつくことができた。その後は、彼らを引き離すことができずにスイムアップ。
スイムアップしてT1に入る手前で審判団にペナルティボックスに入るよう指示された。どうやらショートカットしたという事実を告げられるが、再度の泳ぎ直しは認められず、ただ4分間待機。4選手ともいろいろ抗議したいことがあったが、レース後、上訴できるから、と皆にも言い聞かせて、再スタート。

<BIKE 90km 5:35:24(32)>
走り出してすぐにバイクの異変に気がつく。ギア変速ができない。湖畔沿いのフラットコースは25kmのみ、すぐに雄大なアップダウンの続くコースへと変わる。雨による漏電かと青ざめた。移動メカを見つけて立ち止まり、バッテリーをチェック。再度入れ直すと無事に変速できて胸を撫で下ろす。そんなトラブルのおかげか、すっかり心拍も落ち着いて気持ちよく走る。今回は心拍150でランまで走り切る予定だ。IMNZではバイク155で走りきったがランで低下し、タイムも失速した。全体を通してアイアンマンを攻略するのだ。湖畔を越えてすぐの長い坂でも、無理をせずに、淡々とケイデンスと心拍を維持する走り。特にきつい閾値ではないので、気持ちも楽だ。補給と給水、そして状況理解をしながら進む。どうやら4分のペナルティでも大分、有利な状況でレースをしているようだ。追加ペナルティの可能性はあるなと思いながらも、失格にはならずに済んだことを安心しながら進む。事前にコースを2回走っているおかげで、距離感覚があってペースメイクがしやすい。90km地点で2時間46分。序盤のトラブルを入れても、やや遅いか?しかし、心拍は149と悪くないので、心拍を信じて飛ばさないように後半も走った。終盤に、エイジの久保野選手に追いつかれて非常に焦る。しかし、力強い走りで、冷静に強いなと思いマイペースを貫く。再度、湖畔に向かう下り坂で韓国のプロ、パク選手に抜かれた。いったい自分はどの位置なのか、バイクでの走りは良かったのか、悪かったのか? 5時間34分、ほぼイーブンペースにて期待の不安をもってT2到着。今回は全ての補給をショッツにし、ジェル16個を20分おきに摂取。給水も、エレクトロライトタブを溶かしたドリンクのみで乗り切った。全く内蔵に違和感もなく、ランに向けて準備万端といったところだ。

<RUN42.2km 3:15:52(14)>
すぐにペナルティの掲示を見るが、自分のゼッケンナンバーはない。ほっとしながらランスタート。ランでも、ショッツ9個と、エレクトロライトショッツのドリンクだけで乗り切る作戦。補給ベルトを巻くと、なんと背中にショッツをいれたフラスクが入らない。何回もフラスクを落としてしまい、作戦を変更した。補給ベルトは捨てて補給ベルトからフラスクだけを手にもって走る。ショッツフラスクは背中ポケットと脚ポケットだ。エイド手前でエレクトロライトタブで作った高濃縮ドリンクを口に含んでは、水だけをもらい、チェイサーして飲む。涼しく雨が降り出したこともあって、この作戦で水分は確保できそうだ。走り出すと前をいく日本人プロたちとの差も10分以内の差である。バイクは良くもなかったが、悪くもなかった。足取りは軽い。やはりケストレルのフレームはランに足が残ると思う。キロ4分10秒で淡々と進む。キロ4分で行きたいところだが、足底筋膜炎が長引き、走り込みはしていない。後半のスタミナには自信がなかった。途中でトイレを挟んでハーフが1時間29分。いいペースだが、周りも走れている。涼しい気温が補給ミスや脱水失速を防いでいると思われる。後半勝負だが、いつも失速する選手たちもまだ元気で焦る。30kmすぎて、戸原選手が3位を快走していて、厳しい差。しかし、4-6位の益田、菅沼、パク選手との差は現実的。35km以降、何が起こるかわからない、そう信じて自分をプッシュする。ショッツのお陰でパワー不足は感じられない。気持ち悪さもない。そして40kmでついに菅沼選手をとらえた。するとT1付近でふいに菅沼選手が視界から消えた。賞金圏内のプロ6位でフィニッシュ。フィニッシュ後すぐに追加ペナルティ4分と宣告を受ける。菅沼選手はランの最中にペナルティ4分の宣告を受けて待機したらしい。

<反省>
レース後は、アイアンマンを失速することなく走りきった満足感と、他日本人プロと真剣勝負をやりきった充実感と安堵感があった。しかし、すぐにそれは、疑問や、怒り、困惑といった感情でごちゃまぜになった。スイムショートカットに対する審判の判断について選手はもちろん、多くの関係者が混乱した。事実確認と、レース後の上訴をふまえ、当日夜に大会審判長と大会主催者が下した判定は、タイムペナルティ8分で順位は確定。ただし、賞金とプロランキングの獲得は認めらない。というものだった。私を含め、当該選手であった3、4、6、7位のプロ選手はこれを受け入れた。コースを間違えてしまった以上、何を言う権利もないと思う。2014年のポイントレースを高ポイント獲得でスタートするどころか、ゼロ発進になってしまった。ただ、今回のアイアンマンレースでは大きな収穫があった。課題である全体を通しての補給とペースマネジメントがうまくいったことだ。もう少しバイクは強度をあげて、結果、ランのパフォーマンスを落としてしまっても
全体のタイムは良くなりそうだ。また、月1回ではあるが、チームで行っているメンタルトレーニングの成果もあったと思う。混乱の中、心惑わず、自分のできるその瞬間のベストを尽くすことができていた。次の大会は10月にショート日本選手権をはさんで、11月の70.3台湾。しっかりとリカバリーをし、足底筋膜炎を完治させて準備したいと思う。
最後に、この場をお借りして、コースミスに伴う混乱と、ご迷惑をおかけてしてしまったことを、大会関係者にお詫び申し上げます。また、応援、サポートしていただいたスポンサー、サニーフィッシュ会員の皆様、そして補給アドバイスをしてくださったショッツエナジージェルの皆様、メカニックをしていただいたメイストーム、体のケアをしていただいた東医研にお礼をお申し上げます。
[ 2013/09/19 16:54 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)