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稲 寛彰選手 レース参戦報告 ~2/3(日)カーフマン南関東ステージ~

稲 寛彰選手より2月3日(日)川崎市東扇島にて行われたカーフマンジャパン 南関東ステージのレースレポートが届きました。

Minami-Kanto_1.jpg



日時:2013年2月3日(日)
場所:川崎港東扇島
天候:晴れ
距離:第1ラン: 5.4km+バイク: 28.8km+第2ラン:5.4km
順位:総23位 エイジ別6位
総合タイム:1:31:08
第1ラン:0:19:40(70位)バイク: 0:48:53(5位)第2ラン:0:22:35(66位)
http://www.calfman.jp/s10/stage/minami/minami_result.pdf
使用バイク:Kestrel TALON ROAD仕様
コンポーネント:デュラエース
ホイール:(前)ZIPP808ファイアクレスト・チューブラー (後)ZIPP・SUPER-9・チューブラー
タイヤ:ヴィットリア
サドル:フィジーク
ペダル:ルック
ハンドル&ステム:デダ
アタッチメント・バー:デダ
バイクコンピューター:サイクルオプス

レース前日、Kestrel 4000 LTDでレースに出場すべく、バイクのセッティングと調整を行ったのだが、そこで、電動Di2のリアディレーラーが動かないことを発見。急きょ、カーフマン北関東ステージで使用した TALON ROAD仕様で参戦することに。

アタッチメント・バーのみ、平坦ステージで前傾姿勢が深く取れるよう、長いタイプのバーに変更し、レースに臨む。

レース当日は、朝方、風が強く感じるものの、あまり、寒さを感じなかった。レースには、バイクジャージ・ワンピースにアーム・ウオーマーの装着で防寒対策は十分であった。

ここのバイクコースは、1周約4.8KMを6周回するが、向かい風と追い風基調の直線コースがメインで1か所のL字コーナーと2か所の180°折り返しで構成されるコースレイアウト。パワー勝負のコースではあるが、180°折り返しでの立ち上がりのテクニックを必要とされるコース。

風が強いのが気になったが、今回はディスクホイールをチョイス。

エイジカテゴリーは、エイジによってグループ分けが行われ、私の40歳代のエイジは学生オープンと29歳以下のエイジと早いタイミングで同時スタート。昼にかけ、風が弱くなり、1時間後にスタートした他のエイジカテゴリーと比較すると、バイクコースは難しいコンディションとなってしまった(総合成績では厳しいコンディションだったがエイジカテゴリーでは当然関係なし)。

第1ランは、前週のフルマラソン完走で痛めた右足甲の心配と、学生オープンと同時スタートとなるため、あえてスローペースで入り、飛ばしすぎないよう自分のペースでレースを展開したが、逆に遅く入りすぎたせいか、平凡なタイム。やはり、スタートである程度頑張らないと、満足できない平凡なタイムとなってしまう。

バイクへトランジッションに入り、イメージ通り、そつなくこなす。バイク乗車地点まで意外と距離があり、少しバイクシューズを付けたバイクを移動させるのに手こずってしまう。

バイクコースに入ると、1周目はリズムとギア比の確認、路面状況やコーナーの入り方などを確認しながら慎重に入る。

2周目からはパワーを上げることに集中し、次々と先行する選手をパスする。試走時に、走りながら調整したリアディレーラーのトップギアへのシフトチェンジがレース中もやはりしっくりせず、ちょっとストレスとなったが、慎重にシフトチェンジし、トップギアで踏んで行く。

追い風時、向かい風時共にパワーを全開にし、180°ターンでは、警戒にトップスピードに持っていくことに注意し、ひたすら前を追う。

TALONは後輪の高剛性のZIPP・SUPER-9DISCとの相性も良く、直線では向かい風時にはトルクをかけて踏んでも、追い風時には高回転でケイデンスを上げて走っても推進力へと変わり、パワーを逃がさず、スピードに変換することができる。

ただ、180°ターンの立ち上がりでは、軽快感があまりなくどうしても若干、ダンシング時でバイクを振る際などに重さを感じてしまう。

バイク中盤あたりでは、だいぶ良い位置に上がってきたと意識していたが、先頭を行く日体大の選手との差だけが縮まらず、少し焦りを覚える。

それでも先行する選手をパスしていたので、バイク終盤は自分のペースをキープ。

第2ランへのトランジッションも無事にこなし、ランコースへ。ランコースは海沿いを2周回するコースレイアウト。自分がエイジカテゴリーで何位の位置にいるか見当がつかず、苦しい第2ランを走り始めていたが表彰台(3位まで)あたりの位置にいると感じ(実際はバイク終了後3位であった)、苦しい中、自分のペースを刻む。

第2ランスタート後、間もなくゼッケンの近い選手にかわされたが、明確な順位が分からなかったため、とにかく踏ん張ることだけを考え走り続ける。

北関東ステージでもそうであったがた、第2ランに入って、TALONでバイク時に攻めた後でも、背中や腰、太ももに大きな負担を感じることはなく、集中して第2ランに切り替えることができるのもこのバイクの大きな特性だと感じている。TALONは大きなパワーを受け止めながら、そのパワーを推進力に変え、且つ、独特の衝撃吸収性を併せ持ち、トライアスロン・バイクとしての完成度の高さを確認できる。

2週目に入ると、更にゼッケンの近い選手に抜かれたが、「宮古島のために刺激を入れておこう。」というマインドに変え、大きくペースダウンすることなくフィニッシュ。

エイジ別の表彰台には届かなかったが、現状で力を出し切れたことには満足感があった。第1ラン+第2ランで同じエイジのトップ選手から5分13秒も遅れてしまっては、表彰台は難しい現状であると再認識。ただ現在の状況で、バイクパフォーマンスについては手ごたえがあったので、この点は自分でも評価。

今後、ランの練習量を増やし、バイクのセッティングや練習内容を調整し、うまく減量して宮古島のレースでは最高のパフォーマンスを発揮できるよう、これから2か月間、うまく調整していく。


今期デュアスロン2戦目。4月の宮古島トライアスロン大会に向けて、レースの感を取り戻し、パフォーマンスが上がってきている稲選手。
足の怪我が心配ですが、バイクはエイジカテゴリーで5位はさすがです。
まだまだ寒い日が続きますが、約2か月後の宮古島が楽しみになってきました。


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[ 2013/02/12 23:04 ] レースレポート | TB(0) | CM(0)