今期の目標レースを終え、早くも来期に向けてトレーニングを開始した石井麻実選手に話を伺ってきました。

・今期は、宮古島・五島・佐渡と3つのロングディスタンスのレースへ参戦されましたが、今振り返っていかがでしょうか?
(石井選手)
冬場のベーストレーニングから順調に励んできましたが、宮古島大会前に膝を故障してしまい、3月の合宿に追い込みをかけましたが、トレーニングが思うように積めなかったことと悪天候の影響もあり、リタイヤという悔しい結果となってしまいました。
その後は約2か月間隔でくる6月五島長崎、9月佐渡ロング日本選手権に向けて、量 ⇒ 量+質 ⇒ 質と変化を持たせたトレーニングを積み、バイクにおいては宮古島前の週300kmの走行距離を週400kmまで伸ばせるほど、力がついてきたこともあり、五島長崎・佐渡ロング日本選手権共に2位という結果となりました。
まだまだトップの選手との力の差は感じますが、自分自身大きく成長した1年だったと思います。・東京ヴェルディのエリート選手は、ショートを主戦場とした選手が多いですが、練習は同じメニューでしょうか?
(石井選手)
ショートの選手とはレースにおける戦い方の違いもあり、基本的には別メニューでトレーニングを積んでいます。メニューは、まずは自分で組み立てて監督や先輩のアドバイスを受けて修正を加えていきます。
1人でバイクライドに出かけることもあり、練習から自分と向き合い、甘えに屈しないよう心掛けています。・サポートバイクのケストレル 4000 Di2の印象はいかがでしょうか?
(石井選手)
TT/トライアスロンバイクでレースに出るのは、今期が初めてでしたが、ロードとは違い単独走が楽に感じます。力まなくてもスピードが出て、ぺダリングすればパワーを加えた分無駄なく進む。特に平地での高速巡航性には優れていてタンタンと走れる。バイクタイムが以前より伸びているのは、バイクの恩恵を受けていることに繋がっていると思います。・来期の予定はいかがでしょうか?
(石井選手)
今期同様に宮古島・五島・佐渡の3大ロングレースを目標に入れつつ、ショートにおいても国体に参加できるように6月の予選会には照準を合わせていきたいと思います。
また、今期の成績から来期はアイアンマンでのプロエントリーが可能になったこともあり、アイアンマン・アイアンマン70.3辺りも全体的なスケジュールを見ながら参加してみたいと思っています。まだまだロングをメインに戦い出して3年目ということですが、監督・先輩のアドバイスにも素直に耳を傾け、自分の弱い部分を克服すべく自らトレーニングメニューを組み立て、前へ前へと進むんだと語る姿にこれからも大きく飛躍していく期待感を話を伺いながら感じました。
これからも石井麻実選手の頑張りに熱い声援をよろしくお願いします!
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