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稲 寛彰選手レース参戦報告 8/31(土)アイアンマン・ジャパン北海道

8/31(土)アイアンマン・ジャパン北海道にレース参戦した稲 寛彰選手よりレポートが届きました。

ine.jpg

日時:2013年8月31日(土)
場所:北海道洞爺湖周辺
レースフォーマット:スイム(3.8㎞) バイク(180.2㎞) ラン(42.2㎞)
気温:摂氏18度

バイク:KESTREL / LEGEND SL (51cm) 完成重量約7.3㎏(ボトル・スペアタイヤ除く)
ハンドル:デダ・ゼロ100コンパクトホワイト(420㎜)
ステム:デダ・ゼロ100セルビッツイオコルセ31(120㎜)
シートポスト:デダ・スーパーゼロホワイトマットカーボン(31.6㎜)
アタッチメントバー:デダ・パラボリカドウエ31
コンポーネンツ:シマノ・デュラエース7970(メカニカルシフト10段)
フロントギア:シマノ・デュラエース7970(54×39)
リア・スプロケット:シマノ・デュラエース7970(11-28T)
クランク:シマノ・デュラエース7970(170㎜)
ペダル:ルック・ケオブレードカーボン(クロモリアスクル)
サドル:フィジーク・アンタレスバーサス(K:iumレール)
フロント&リアホイール・リム:ファーストフォワード・F6R
フロント&リア・ハブ:DT SWISS・180カーボンセラミックロードハブ
タイヤ:ビットリア・コルサCX(23㎜)
サイクルコンピュータ:サイクルオプス・ジュールGPS


リザルト:総合(DNF)
スイム(1:11:07)
バイク(5:55:04)
ラン(23㎞付近でリタイア)


選手データ:身長(172㎝)
体重(レース前日食前64.1㎏、レース前日食後65.6㎏、レース終了直後63.6㎏)


補給データ:
スイム(スタート前にパワージェル2袋)
バイク(約4Lの水&スポーツドリンク、パワージェル14袋、パワーバー1本)
ラン(23㎞地点まで。約1Lの水&スポーツドリンク、バナナ1本、パワージェル2袋、エイドステーションで用意されたチョコバー2本)


<レースに向けてのコンディション>

レース前々日に現地入り。東京の暑さと比較するとかなり肌寒く感じた。体を慣らすためにもレースの3日前には現地入りしたかったところ。アイアンマンに向けてレース前の2か月間に月間50時間×2の練習時間を確保したかったが、仕事や家族のケア(8月初旬に次男が誕生)などうまく時間を確保できず、7月に36時間、8月に32時間程度しか練習時間を確保できなかった。練習不足が後半のスタミナ切れにつながったと分析している。

体重もベストコンディションと比較すると1.5㎏程度重い状態でレースを迎えた。練習量が落ちてしまい、なかなか体重が減らせなかったが、レース直前には体重が少し落ちた感じ。


<レース展開>

スイム

スタート時間が6時から第一ウエーブがスタートと、日の出前の暗さを懸念したが、レース開始までには、すっかり明るくなり、逆に朝陽が眩しく感じるコンディションであった。ゴーグルは日差しの眩しさを防ぐため、ミラーレンズを使用。早朝の寒さが気になっていたため、全身に防寒対策のためウオーミングアップ・オイルを塗る。フルウエットスーツであったため、ここまで対策をした結果、スイムでの寒さは気にならなかった。

コースは時計回りのほぼ3角形のコースを2周回するコース。2週目はトランジッションエリアに近い地点に上陸するため、コース距離が短くなる設定。

エイジ別第3ウエーブでのスタート。スタートは自分のペースで入っていく。バトルも比較的少なく自分のペースで泳いだが、第2ウエーブの選手に追いつき始めるとコースが混雑し始める。コースロスをしないよう、進行方向を確認し、第2ウエーブで遅れている選手をパスしながら1週目の上陸ポイントを迎える。時計を見るとスタート後約38分。スイムは目標としては1時間6分程度で終えたかったので、想定よりペースが遅れていることを確認。2週目に入る。2週目に入ると後続のウエーブスタートでスイムの早い選手たち抜いていき、ついていこうとするがついていけない。自分のペースや速いペースの選手に食らいつきながら、スイムフィニッシュを迎える最後の直線コースへと差し掛かる。

ここでちょっとした計算違い。コースが混んでいたので、最後の直線は混雑を避けたかったので単独で泳いでいたのだが、どうやら最後の直線は、岸から沖への真正面からの流れがあったようで、なかなかペースが上がらず、苦しい展開に。そこで、集団の方へ一度戻り、集団の中でスイムフィニッシュを迎える。

バイク

現地入りした時から寒さが気になっていたので、バイク用のトランジッション・バックには、半袖バイクジャージ、アームウオーマー、ソックスを念のため入れておき、スイム終了後のフィーリングでどうするか決める予定でいた。また、バイク・トランジッションエリアが芝生ということもあり、前日からの雨でドロドロの地面状況であったため、バイクシューズはバイクにセッティングせず、バイクシューズを履いてバイク乗車エリアまで走る作戦をとった(バイクシューズの中に泥が入ったまま180㎞乗りたくなかったので)。ただ、バイク乗車エリアまでの距離が結構長く、バイクシューズでバイクを押して走るのはタイムロスを伴った。

スイム終了後、ちょっと考えたが、やはり、半袖バイクジャージを着て、ジャージポケットにパワーバーやパワージェルを入れて、バイク・スタート。アームウオーマー、ソックスは利用しなかった。

今回はバイク戦略のコラムでも触れさせていただいたように、バイクコースの特性から「軽量化」にこだわり、ヘルメットもエアロヘルメットではなく、重量約220gの軽量ロードヘルメットを使用した。

バイク・スタート後、しばらくは洞爺湖畔の道路コースを走る。緩やかなアップダウンのコースで完全フラットではないが、パワーで押しきれる難易度。スタート後、約23キロ地点で待ち構える上り区間までは抑え気味に走る。そして、23㎞地点から勾配7-10%の上り区間に入る。この上り区間は約3.3㎞。この区間ではLEGEND SLの軽量・高剛性の特性が一番発揮されるパート。先行する選手をダンシングで抜いていく。ロードバイクセッティングの良さは、上りにおいて様々な乗り方を実践できることである。シッティング、ダンシングと、状況に応じて速やかに乗り方を調整できる。エアロポジションのエアロバイクでは、やはり、ダンシングなどのバイクの扱いが難しく、かえって疲労の根源になりかねない。普段、上りでもあまりダンシングを使わないのだが、LEGEND SLの軽さはバイク自体を振りやすく、且つ、高剛性のためダンシングでかけた体重を十分に受け止め、推進力に変えてくれるため、レースを通じて、かなり、ダンシングを多用した。

この上りをクリアすると、単純な下りとなり、再度、7%を超える坂が少しあるが、その後、だらだらとした上り下りの区間が長く続く。鋼材はあっても4-5%程度で、エアロバイクのエアロポジションで十分攻め込める勾配である。こうした区間では、やはりロードバイクセッティングの推進力不足を体感した。

全体としては、上り基調のコースなので、進んでいくうちに標高が高くなり、コースの印象は「高原コース」となる。高原だけに風を遮るものがなく、吹きさらしになり、レース当日は風も次第に強くなり、坂だけではなく、風がレース展開を左右する厳しいコンディションに次第となっていった。

先行する選手を順に抜き、自分のペースを刻む。リズムに乗って走っているとバイク・スタート90㎞地点あたりでチェーンが落ちてしまう。何とか走りながら直そうと試みるが、直らない。仕方なく、路肩に止まり、手でフロントギアにチェーンをかけ、油で汚れた手を草で拭きながら再スタート。だが、クランクが回せない。また、フロントギアが落ちてしまう。「何で?」と再度路肩に止まり、直そうと試みるが、クランクが回せない。ちょっとふてくされて再度全体を確認してみると、リアのトップギアの外側にチェーンが脱落し、チェーンステー接触しているのが原因であった。「もっと冷静に対処していれば。」と考えつつ、再スタート。時間にして約5分程度のロスか。両手が油まみれになり、不快感が増しながら遅れの挽回を目指す。

そして、スタート100㎞あたりの上り坂にさしかかると、やはり、足のダメージを感じ始める。また、風も強くなり、大雨も降り始めた。あたりは真っ暗となり、雨と風、上り坂で苦しめられ、思ったようにペースが上がらない。また、だいぶ高いところに上ってきたせいか、寒さが厳しくなる。今回、気温が気になっていたので、バイクメーターの表示項目に温度計を設定していたのだが、このあたりの気温は16度であった。半袖バイクジャージを着ていて正解であった。長袖ジャージの方がベターであったが。

強風、寒さ、上りとこれ以上ない厳しい条件でバイクコースをこなしていく。また、バイクコース終盤は時速70㎞を超えるようなテクニカルな下りのパートが続き、神経も消耗していく。こうした高速のテクニカルコーナーではLEGEND SLの高剛性なヘットチューブのおかげでバイクを抑え込むことができ、しっかりとバイクコントロールができる。下りコースでもかなり攻め込むことができた。

なかなかペースが思ったようにあげられないまま、バイクコースの最後の難関の上りに差し掛かる。バイク・スタートから23㎞地点にあった坂を逆から上る感じ。距離にして3㎞弱、勾配は8-10%程度。フロントはアウターギア54Tで行けたが、リアのギアは28Tまで使ってチャレンジングな急坂を駆け上がっていく。

この急坂をクリアすると、後は洞爺湖畔の来た道を逆走し、トランジッションエリアまで戻る。行きと同じコースではあるが、150㎞の山岳コースを走った後の体にはきついアップダウンとなる。バイクフィニッシュを考えながら、タイムをチェックするとスタートから7時間近くなっており、想定以上に目標タイムに対して遅れていることを確認。正直、モチベーションが下がった。

バイクでは、定期的に補給を心掛けていたため、ハンガーノックにも陥らず、バイクフィニッシュを迎える。

ラン

バイクをラックにかけ、ラン用のトランジッション・バックを受け取りチェンジング・ルームに入る。椅子に腰かけ、ラン用のソックスをはき、シューズを履く。冷たい雨と風を浴びていたせいか寒さを感じていたため、防寒用に入れていたヘットバンドとアームウオーマーを装着。集中力を欠いていたせいもあり、ランへのトランジッションに7分以上かけてしまう。

走り始めにちょっと空腹感を感じたので、バナナ1本とチョコバー1本をエイドステーションで受け取り、食べながら走る。洞爺湖畔のラン・コース前半はホテル界隈を走るコースで応援が多い。「自分のペースで走りぬこう。」と言い聞かせていたが、走り始めから、思ったペースで走れないジレンマがあり、これまで、正直、ランがスランプ(調子が上がらない)であったため、ネガティブな思考が頭の中を駆け巡る。そして、走り始めてから間もなく、歩いてしまう。「調子が戻るまで我慢しよう。」と言い聞かせるが、なかなか調子が上向かない。そのうち、歩く頻度が多くなり、ラン・スタート後5㎞を過ぎたあたりから、完全に歩く頻度の方が多くなってしまった。

ラン・コースのレイアウトは片道10㎞を2往復するコース。雨は継続してふっており、次第に寒さが体にこたえ始めてきた。心拍数もあがらず、集中力がどんどん失われていく。

エイドステーションで補給を行い、気分転換を図るが、高揚感が湧いてこなかった。すれ違う、顔見知りの選手たちや沿道の人たちから声をかけられるが、応えることができなかった。

1週目の10㎞の折り返し地点を過ぎると更に寒さがこたえるようになり、気力も湧いてこない。

「産まれてきた次男や次男の出産直後で北海道まで来られなかった家族に申し訳ない。応援してくれている人たちに申し訳ない。」と思いつつも、自分の力不足、トレーニング不足を受け止めながら、ほぼ歩いて進む展開となった。

「周りの期待にこたえられないほど惨めな自分はない。」と受け止めながら、ラン・コース1周回を終わった後でリタイアを決意。アイアンマンジャパン北海道の初挑戦がここで幕を閉じた。

<総括>

第1回目の開催でありながらアイアンマンとしてよくオーガナイズされた大会で、成功裏に大会が終了したと感じている。スイム、バイク、ラン共に北海道のダイナミックな自然を満喫できるコースレイアウトで、非常にチャレンジングな大会である。

バイクコースがタフな為、アイアンマンとしての記録はあまり狙えない。

宿泊施設も大会会場とリンクされており、利便性が高かった(洞爺湖畔の宿泊施設に宿泊)。

北海道という地域性においては、想定以上に寒さがきつかったので、スイム、バイク、ランや移動の最中などの防寒対策は必要。

バイクの機材戦略においては、全体的に緩やか(だらだら)に上っているコースレイアウトであり、10%近い急坂があるのは2、3か所だけである。TTバイクでもホイール・チョイスをしっかりと行えば、攻めれるコースレイアウト。テクニカルな下りのパートもあり、今年は風も強かったため、落車した選手もいたようである。エアロバイクでテクニカルな下りコースを懸念するのであれば、上りコースということもあり、ロードバイクにアタッチメントバーを装着した機材でレースに臨むのもベター。

バイクのギア比の設定は個人の脚力に応じて、8-10%程度の勾配の3㎞程度の坂を上りきれるセッティングで。

<今後の抱負>

今年のアイアンマンジャパン北海道については、完全な練習不足で結果を残せなかった。年内はトライアスロンレースに出場予定はないが、LEGEND SLでロードレースとヒルクライムレース、Talonでデュアスロンレースに出場予定であり、そこでスピードの刺激を入れていきたいと考えている。また、ハーフマラソンやフルマラソンに積極的に参加し、昨年のアキレス腱の怪我で半年間まともに走れておらず、ランのベース(AT値)が落ちているので修正する予定である。今後の目標としては、来年4月の宮古島のトライアスロンであるが、その前に状況をみながら可能であれば、年明けに南半球でのハーフ、もしくはフルのトライアスロン大会に参加したいと考えている。

まだまだ修正し、進化する部分が多く残っている。引き続き、時間を最大限有効に活用し、トライアスリートとして成長を遂げていきたいと考えている。

[ 2013/09/09 18:00 ] レースレポート | TB(0) | CM(1)

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[ 2013/11/06 02:30 ] [ 編集 ]

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